うー先輩の「伊豆ごはん」にあった謎の焼き鳥屋「ひらまつ」。
「伊豆ごはん」を読むまで、その存在に全く気が付かず、
カメラを手に仕事中にそちらの方へ回ってみました。
確かに・・・料亭のような佇まい。ちょっと「ふみ」を彷彿・・・。
大きな「貸切」と「禁煙」の文字が人を寄せ付けぬ雰囲気も醸し出していて、
とても焼鳥屋さんには見えません(^^)
ちょっと重そうなドアから中を覗いてみました。
人影の無い店内にはカウンターしか見えません(T_T)が、
清潔感漂う店内は、ほんとに焼き鳥屋さんなの?って感じです。
当って砕けろ!百聞は一見にしかず!
自分を奮い立たせ、19時半ごろ徒歩にて訪問。
夜の方がさらに敷居高そう(T_T)
周囲は真っ暗で、一人で歩くのはちょっとキモクもあり車で乗り付けたい!
・・・が本音も、旅行先で免許無くすわけにも・・。
外menuには「他を寄せ付けぬ」を字でいく
「お願い」が書き連ねてありました。
右側頁のmenuを見る限りでは、確かに焼き鳥屋のようですね。
今後、ひらまつを訪れようと思われる方に心していただき、
余計なトラブルにならないよう警鐘として、ここに転記します。
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お願い
当店は禁煙の店です。
喫煙はご遠慮願います。
串を1本1本丁寧に仕込み
紀州備長炭で焼いております。
1日に8名様のお客様を
お迎えするのが限界です
もしも万が一、満席の場合は
ご容赦下さい。
次回のご来店をお待ち申し上げます。
大人が静かにお食事を
楽しむ雰囲気を大切にします。
就学前のお子様のご入店は
ご遠慮願います。
店主敬白
伊豆高原
ひらまつ
0557−51−6226
定休日:水曜日・木曜日
営業時間:18時〜21時
ラストオーダー:20時30分
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実は、私も入る前によく注意事項を確認せず扉を開けて
既に6人と1人の計7人の先客があるところへ
ムリして入れていただいて、帰りに少し冷や汗ものだったのです。
お店の印象は、総じてGood!
隠し撮り(^^)の、中央がご主人です。棚には焼酎がビッシリ!
ただ、初めての店に・・・
つまり一品のボリュームが判らない店に一人で行くのは、やっぱりツライ。
とりあえず、その店の味と実力を知りたいとなると
やっぱり、焼き鳥を全品注文してみるしかないですよね。
左の頁の上からズラッと・・・ちょっと苦手なレバー以外の
8品全部を頼んだのですが、奥様から
「うちのは1串のボリュームがあるので、とりあえずはそのくらいに・・」と。
1串は300円か400円。トータルの金額もはるしお腹も張る(^^;
2人で行っても注文内容は8品を1本ずつで、きっと十分でしょうね。
最初はビール。ビールはエビスの生のみで500円。
奥様がビヤサーバー担当なのですが、
素人さんみたいで泡が多すぎて何度も何度も
泡をスプーンですくってらっしゃいました。
ビヤサーバーの抽出口の棒をもっと、グッとグラスの中に突っ込んじゃえば
泡が少なくて綺麗にあがるんですけどね。
お客のまん前じゃやりにくいでしょうが(-_-;)
それにしても、とても良いビヤタンを使ってらっしゃる。
底のところに継ぎ目が無くてメチャ軽い。
ガラス工房で吹いたような1枚もののビヤタンです。
呑み口が薄くて口当たりがGood!
ビールがとても美味しくて、もう一杯お願いしてしまいました。
手前「とりわさ」 奥「ネギマ」
焼酎の種類は360種類強。芋が8割方を占めますが、品揃えが素晴らしい。
ロックで一杯注文しましたが、
大ぶりなロックグラスに氷を2、3個の状態で焼酎は溢れんばかり。
〔手前は、それぞれに数量限定の「ぼんじり」と「皮」〕
価格帯はおおよそ500円〜1200円。
中心価格帯は500円から700円。
この品揃えでこの提供方法なら、かなり良心的と言えます。
ビヤタンの素晴らしさに、ついビールをお替りしてしまいましたが、
もっと早く焼酎に気がつけばよかったと少々悔やんだりも・・・。
手羽先
焼き鳥以外の品揃えも豊富ですが、食べきれないので今回は鳥のみ。
オープンは昨年の11月3日とのこと。
代々木上原で3年間修行して伊豆高原に居を構え開店したそうです。
カウンター内には、ご主人と奥様とおばあ様の3人。
カウンターには、イスが8本のこじんまりとしたお店です。
1/3食べてから「皮」のアップ撮影。
久しぶりに美味しい「とり皮」を食べました。
仕入先は東京の修行先の扱い肉屋でクール宅急便での取り寄せで、
鶏は山陰の大山地鶏というか大山軍鶏〔ダイセン・シャモ〕。
やっぱり、こちら伊豆高原では地鶏の部分肉は入らないそうで、
「地鶏を欲しい」と近くの肉屋に言ったら
「丸で買ってくれ」と言われたそうです。
手羽先も美味しい。骨と骨の間に肉がたっぷり。
先日の「さくら」の軍鶏手羽とは大違いです。
砂肝と鳥ハツも新鮮!
「ぼんじり」のアップ
「関節ナンコツ」もナイス!
8月某日 名残り惜しくて、もいちど訪問
20時ころの立ち寄りでしたが、お客はゼロ。
マスターには申し訳ないが、ゆっくり食べられると喜んだのも束の間、
あれよあれよの間に、ほぼ満席。
一人でモグモグちびりちびり・・・なので、時間の制約が有るわけで無し、
でも、これ以上、お客が来ると早めの客は立つのが礼儀かな?と
少し考えましたが、そこで落ち着きました(^^;
今回は野菜ものの串焼きにチャレンジ。
カメラ不所持で、この頁らしくありませんが、たまにはこういうことも・・。
まずは生ビールを1杯。
手羽、皮、砂肝と来て、次に、長芋焼きとズッキーニ焼き。
長芋もズッキーニも、ぶ厚い輪切り。
こんなに大きなズッキーニってあるの?っていうくらい驚嘆の大きさ。
お次はミルフィーユ。これは、豚バラとピーマンの重ね焼き。
今日も生ビールに付いてくる生キャベツのお替りをしてから、
手羽をもう一回とネギマ。
前回に懲りて、今日はゆっくり食べて呑んで・・・と考えてたのに、
舌と目が許してくれない(T_T)
季節限定「芽キャベツのベーコン巻き」というメニューを指して、
奥様に「まさか今の時季に無いですよね」尋ねると、
「はい。ありません。美味しいんですけどね。」そりゃ、そうですよね。
生ビールを1杯のあとは、もちろん焼酎(^^)
あまりの旨さにビックリしたのが自家製スパイシーナッツ!
生カシューと生アーモンドを素揚げして特製スパイスで味付けたもの。
オーダーしてから時間は掛かるけど、ビールにも焼酎にもピッタシ!
焼酎の1杯目は自宅にも1本持ってた「きろく」の無濾過。
自宅で飲むのと全然違う。
全然、旨い!雰囲気なのか、グラスがいいのか、それとも氷?
調子に乗って、マスターのお奨めを・・・好みを言うと「内山」。
聞いたことなかったけど、こりゃまた旨い!
グループ客が帰って、隣に夫婦が入って、話が弾んで・・・。
今日の水割り甕焼酎は、マスターの好みで半々割りの「小牧」とのこと。
なかなか捌けないので、毎回、半分ほどは自分で呑んでるんだとか。
だんだん考えるのが億劫になってきて、次のお奨めを聞いて「宗一郎」。
隣のお客が芋っぽいお奨めをリクエストしたので、こちらにも!と「千鶴」。
隣のお客とも話が盛り上がって、これまた旨い。何を呑んでも旨い。
舌がマヒしてるのかと思ったが、そうでもないみたい。
お隣さんは、明日、行こうと思ってたプルミエの料理人と知己の間らしい。
調子に乗って、もう1杯「千秀」。
すっかり出来上がってしまった。
また、来よっと(^^)/